第17回 院長の朝のひとこと -一歩を譲る勇気-
今日のお話は「一歩を譲る勇気」についてです。
仕事でも家庭でも、人と関わっていると「どうしても自分の意見を通したい」「ここで引いたら負けだ」と感じる瞬間ってありますよね。
忙しい時や余裕がない時ほど、つい相手に対して強気に出てしまったり、張り合ってしまったりするものです。
私自身、これまでたくさんの壁にぶつかり、失敗や人間関係の摩擦を経験してきました。その中で心から実感した大切な知恵があります。
それは、「一歩引いて相手に道を譲れる人こそ、本当に器が大きく、強い人だ」ということです。
狭い一本道で向かい合ってしまった時、お互いが「自分が先だ」と意地を張れば、二人とも前に進めなくなってしまいますよね。
でも、どちらかが笑顔で「どうぞお先に」と半歩脇によければ、相手も気持ちよく通れますし、自分もスムーズに前へ進むことができます。
「譲る」というのは、負けることでも、我慢して泣き寝入りすることでもありません。
状況を一歩引いた広い視野で見つめ、全体の流れをスムーズにするための、とてもスマートで前向きな行動です。
職場でのちょっとした意見の食い違いや作業の分担、あるいは家での家族との会話のなかで、「ここは自分が一歩譲ってみようかな」と心にゆとりを持ってみてください。
その譲った一歩が、相手への思いやりとして伝わり、結果として周りからの信頼や、自分自身の心の穏やかさにつながっていきます。
ほんの少しの心の余裕を持って、気持ちのよい一日を過ごしていきましょう。

