第6回 院長の朝のひとこと -喜びの心-
今日のお話は「喜びの心」についてです。
仕事でも日々の暮らしでも、生きていると本当にいろんな壁にぶつかりますよね。
私自身もこれまで数え切れないほどの失敗や試練を経験してきましたが、苦しいときほど人は「特別な大きな幸せ」を外に求めてしまいがちです。
「もっとお金があれば」「大きな成果が出れば」と、外ばかり見てしまう。でも、昔の賢い人たちは、本当の喜びについてとても面白いことを教えてくれています。
強い刺激や派手な出来事から得られる喜びは、花火のように一瞬で燃え上がって、あっという間に消えてしまいます。しかも、冷めたあとには前以上の虚しさが残ったりする。
本当に心を温めて、長く自分の支えになってくれる喜びは、実はもっと地味で、何気ない日常の中にあります。
例えば、朝淹れたお茶が美味しかったこと。道端に小さな花が咲いているのに気づいたこと。同僚と交わした「ありがとう」の一言や、家に帰って家族と食べる温かいご飯。
そうした「当たり前」の中にじんわりと感じる嬉しさこそが、人生を根っこから支える本物の喜びなんです。
何か特別なことが起きたから喜ぶのではなく、目の前にある小さなことに「ありがたいな」「嬉しいな」と気づける心を持つこと。
その心の余白さえあれば、どんなに忙しい日でも、どんなトラブルの渦中にあっても、自分を見失わずに前を向いて歩んでいけます。
今日も一日、目の前の仕事や身近な人とのやり取りの中に隠れている「小さな喜び」を、ぜひ宝探しのように見つけてみてください。

