第5回 院長の朝のひとこと -苦言を成長の糧にする力-

今日のお話は「耳が痛いアドバイスと、心地よい褒め言葉の受け止め方」についてです。

仕事でも家庭でも、誰かから「ここ、もう少しこう改善したほうがいいよ」「その言い方はよくないんじゃない?」と指摘されると、正直ちょっとカチンときたり、落ち込んだりしますよね。人間誰しも、耳の痛い話よりは「さすがですね!」「そのままで素晴らしいです!」と褒められる甘い言葉のほうが、聞いていてずっと気持ちが良いものです。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。

風邪を引いたときに飲む良薬って、大抵苦いですよね。実は人間関係や自分自身の成長もまったく同じなんです。

耳が痛い指摘や注意というのは、心にとっての「苦い特効薬」です。最初は飲み込みにくくて渋い顔をしてしまいますが、じわじわと効いてきて、結果的に自分自身を大きな失敗やトラブルから守ってくれます。私自身、これまでの人生で数々の壁にぶつかってきましたが、振り返ってみると自分を救ってくれたのは、いつだってあの時いただいた「耳の痛い一言」でした。

逆に、自分の周りを心地よいお世辞や甘い言葉ばかりで固めてしまうとどうなるでしょうか。まるで甘いお菓子ばかり食べ続けて虫歯や生活習慣病になるように、自分の弱点に気づけず、知らないうちに大きな落とし穴に落ちてしまうことがあります。

もし今日、職場の仲間やご家族から何か厳しい指摘を受けることがあったら、「嫌味を言われた」と受け止めるのではなく、「お、自分をアップデートしてくれる苦い良薬が届いたな」と少し肩の力を抜いて受け止めてみてください。そして、相手に何かを伝えるときも、ただ相手を喜ばせるだけの言葉だけでなく、相手の未来を本気で想った温かい本音を大切にしていきましょう。

苦い言葉を味方につけて、今日も一歩ずつ、みんなで成長していきましょう。

目次