第9回 院長の朝のひとこと -自分と向き合う時間の大切さ-
今日のお話は「夜、一人静かに自分と向き合う時間の大切さ」についてです。
日中は仕事に追われ、家に帰れば家事や家族の用事があったりと、私たちは毎日めまぐるしい時間を過ごしていますよね。思い通りにいかないトラブルに頭を抱えたり、誰かの何気ない一言に心がチクッと痛んだりすることもあるはずです。そんな日が続くと、心の中がざわざわして、何が正しくてどう進めばいいのか分からなくなってしまいます。
昔の知恵に、こんな教えがあります。「夜が更けて周りがすっかり静まり返ったとき、一人でじっくりと自分の心を振り返ってみると、心の中のごちゃごちゃした余計な思いが消え去って、本当に大切にすべき本来の素直な心が戻ってくる」というものです。
慌ただしい昼間は、他人の目や目の前の忙しさにとらわれて、つい見栄を張ったり、感情的になったり、余計な心配をしてしまいがちです。けれど、夜の静けさの中で「今日一日の自分はどうだったかな」「本当に大事なものは何だろう」と一呼吸置いて考えてみると、不思議と余計なトゲが抜け落ち、自分の本音や、周りへの感謝の気持ちが見えてきます。
この静かな時間は、決して暗く落ち込むための時間ではありません。自分をリセットし、明日また前を向いて歩き出すための、いわば「心の充電時間」です。
仕事で行き詰まったときも、家庭でギクシャクしたときも、まずは一日の終わりにスマホを少しだけ置いて、静かに深呼吸してみてください。心が澄んでくれば、自分が今何をすべきか、相手にどんな優しい言葉をかけるべきか、答えは自然と見つかります。
今日も一日、自分のペースを大切に、穏やかな気持ちで過ごしていきましょう。

