第10回 院長の朝のひとこと -頂上とドン底-
今日のお話は、「頂上とドン底」についてです。
人生や仕事、あるいは家庭のことでも、物事がトントン拍子にうまくいく絶頂期もあれば、「なんでこんなに重なるんだろう」と頭を抱えたくなるようなドン底の時期もありますよね。
昔から伝わる知恵の中に、とても大切にされている考え方があります。
まず、一番調子が良い「頂上」にいるとき。 ここが実は、一番落とし穴が多い場所なんです。
うまくいくと、人間どうしても気が緩んだり、周りへの感謝を忘れて「自分の力だ」と油断してしまいがちになります。
だからこそ、高い場所にいるときほど足元をしっかり見つめ、「次は下り坂かもしれない」と心の準備をして、謙虚に周囲を思いやることが大切です。
逆に、思い通りにいかない「ドン底」のとき。 目の前が真っ暗になると、「もうダメだ」と投げ出したくなりますよね。
でも、冬が来たら必ず春が巡ってくるように、物事は底を打てば、あとは上に向かうしかありません。
つらい時期というのは、自分の根っこを深く伸ばすための充電期間です。焦らず、腐らず、今できる小さな一歩を大切にしていれば、自然と光は見えてきます。
「良いときに浮かれず、悪いときに腐らず」
仕事で成果が出たときも、トラブルが起きたときも、そして家庭でちょっとした行き違いがあったときも、この心のバランスを思い出してみてください。
どんな状況でも、心を平らに保つことが、次の一歩を一番力強く踏み出す秘訣です。

