第15回 院長の朝のひとこと -心持ちのバランス-
今日のお話は、人と付き合ったり、毎日を気持ちよく過ごしたりするための「心持ちのバランス」についてです。
私たちが仕事場や家庭で人と関わっていると、つい理屈や正論ばかりになってしまったり、逆に相手に合わせすぎて自分がすり減ってしまったりすることがありますよね。
これまで私自身も、いろんな壁にぶつかったりトラブルを乗り越えたりしてきましたが、結局一番大事だと感じているのは、昔から言われている「ほんの少しの男気」と「濁りのない素直な心」なんです。
言葉にすると難しく聞こえるかもしれませんが、考え方はとてもシンプルです。
まず一つ目は、「3割くらいの思いやりとカッコよさを持つこと」。 全部を背負い込む必要はありません。100点満点のヒーローになる必要もありません。
ただ、周りで誰かが困っていたら「手伝おうか?」と声をかけてあげる。
自分の損得勘定ばかりで動くのではなく、「よし、ここは一肌脱ごう!」と思える気軽な温かさを、心の中に3割くらい持っておく。
それだけで、職場も家庭もぐっと空気がやわらかくなります。
そしてもう一つは、「たった一点だけでいいから、飾らない素直な本音を大切にすること」。
大人になると、世間体や周りの評価、駆け引きなど、余計なものがどうしても心にくっついてしまいます。
でも、胸の真ん中の小さな一点に、「人を裏切りたくないな」「誠実に向き合いたいな」「ありがとうと素直に言いたいな」という純粋な気持ちを残しておくんです。
どんなに忙しくても、ここさえブレなければ、道に迷うことはありません。
お互いに完璧を目指す必要はまったくありません。「ちょっとした助け合いの気持ち」と、「自分に嘘をつかない素直さ」。
この二つをポケットに入れて、今日一日を心地よく過ごしていきましょう。

