第31回 院長の朝のひとこと -本当の豊かさ-
今日のお話は、「本当に豊かな人、本当に賢い人ってどんな人だろう?」というテーマです。
世の中を見渡すと、お金や物をたくさん持っているのに、どこか心に余裕がなくてケチケチしてしまったり、損得ばかり気にしてギスギスしている人を見かけることがあります。
逆に、それほど裕福でなくても、困っている人にサッと手を差し伸べられたり、分け合ったりできる人のほうが、ずっとかっこよくて心豊かに見えますよね。
同じように、頭が良くて知識がたくさんあるのに、他人のちょっとした間違いを厳しく責め立てたり、「自分は正しい」と偉そうにしてしまったりする人もいます。
どんなに正論でも、相手の立場を思いやれない賢さは、周囲を疲れさせてしまいますし、長い目で見れば自分を孤立させてしまう「もったいない賢さ」です。
本当に賢い人というのは、自分の知識をひけらかさず、相手の失敗をそっとフォローできるような、温かい寛大さを持っています。
仕事の現場でも、家庭の中でも、これは全く同じです。 自分の利益や手柄だけにこだわると、周りの信頼を失ってしまいます。
また、自分が正しいからといって、同僚や家族のミスを正論で追い詰めてしまうと、居心地の悪い空気をつくってしまいます。
大切なのは、「少し損をしてもいいや」と周りに譲れる心のゆとりと、「知っているけれど、相手の気持ちを考えて言葉を選ぶ」という優しさです。
何かと忙しい毎日ですが、目先の勝ち負けや損得にとらわれず、人に対して温かい余白を持てる人でありたいですね。
そんな姿勢が、自分自身を一番楽にしてくれますし、家族や仲間との絆を強くしてくれます。

