第18回 院長の朝のひとこと -功績と謙虚さの大切さ-
今日のお話は、「せっかくの功績も、たった一つの誇らしげな態度で台無しになってしまうことがある」というお話です。
仕事でも家庭でも、一生懸命がんばって大きな成果を出したり、誰かの役に立つ良いことをしたりする瞬間ってありますよね。
「うまくやり遂げた!」「人のために尽くした!」という経験は本当に素晴らしいですし、胸を張っていいことです。
ただ、昔からよく言われる心の落とし穴があります。
せっかく素晴らしい手柄を立てても、「これ、俺がやったんだよね」「私のおかげで助かったでしょ?」と自分から誇らしげに自慢したり、恩着せがましくアピールしたりした瞬間に、その功績の価値は一気に色あせてしまいます。
周りの人からすると、素直に「すごいな、ありがたいな」と思っていた気持ちが、「なんだか恩を売られたな……」という少し冷めた気持ちに変わってしまうんですね。
逆に、本当に人の心に残る人というのは、大きな成果を出しても決して偉ぶらず、「周りが支えてくれたおかげです」「当たり前のことをしただけですよ」とサラリと受け流せる人です。
手柄を自分の胸の奥にそっとしまっておける人の謙虚さこそが、かえってその功績を何倍にも輝かせ、周りからの深い信頼につながっていきます。
家庭でもまったく同じです。「誰のおかげでご飯が食べられていると思っているんだ」「これだけ家事をやってあげたのに」と言葉に出してしまうと、相手への思いやりが台無しになってしまいますよね。
一生懸命に良い仕事をして、相手のために動いたら、あとは「恩に着せない」「威張らない」。
そのさりげない余裕と謙虚さを大切にしていきたいですね。

