第23回 院長の朝のひとこと -逆境をしなやかに乗り越える心構え-

今日のお話は「思い通りにいかない日や、ちょっと疲れたときの心の処し方」についてです。

仕事でも家庭でも、一生懸命やっているのに空回りしたり、周りと意見がぶつかったりすることってありますよね。
私もこれまでの人生で、数え切れないほどの壁にぶつかっては悩み、乗り越えてきました。
その経験から皆さんにひとつお伝えしたい知恵があります。

昔から伝わる教えの中に、「順境と逆境」についての面白い考え方があります。

人は、物事がうまくいっているときほど油断して足元をすくわれやすく、逆に「うまくいかないな」「苦しいな」と感じているときこそ、実は自分を強く磨く砥石(といし)の上にいる、というものです。

何か問題が起きたとき、「なんで自分ばかりこんな目に遭うんだ」と周りや自分を責めるのはもったいないことです。
それは、あなたの器を広げるためのいい筋トレのチャンスが巡ってきたのだと受け止めてみてください。

そしてもうひとつ、人付き合いで大切にしてほしいのが「少しのゆとりと寛容さ」です。

家庭でも職場でも、白黒をはっきりつけすぎたり、相手のミスを正論で追い詰めたりすると、お互いに息が詰まってしまいます。
「相手にも事情があるんだろうな」と一歩引いて、相手の逃げ道を残してあげる。
その心の余裕が、結果として自分自身を守り、居心地のいい空気を作ってくれます。

ピンチのときほど「よし、成長の機会だ」と受け止め、人には「まあ、そんな日もあるよね」と温かい目を向けてみる。

肩の力を抜きつつ、このふたつを頭の片隅に置いて、今日一日を穏やかに過ごしていきましょう。

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